これから30年 弁護士はおいしい
各企業の総務部からは「守護神」のように頼られ、人気、実力そ
して声の大きさともにナンバ-ワンと評判の弁護士 久保利英明氏
はこう言い切る。
「弁護士にとって、これから30年はおいしいところを存分に味わ
って司法の世界で生きていける、そういう時代ですよ」
話もでかいが、地方税を加えた納税額も年間1億5000万円。太
っ腹である。
久保利氏は、こう説明する。「これからは、法律家が今まで以上
に活躍する時代になる。しかし、法律しか学ばなかった者は必要と
されない。最先端の技術や完璧な語学を身につけたり、何らかの素
養を持ったりした法律家のみ活躍できる。僕が言う「おいしい30
年」とは、これまで大きな顔をしてきた行政支配の時代から、法律
に基づいて社会が動く法支配の時代に移る。この時、法律家は持っ
ている力を存分振るうことができる。この醍醐味を味わえることが
「おいしい」ということなんです」
その一方で「弁護士淘汰の時代になる」とみる弁護士がいる。
「司法戦争」などのリーガルサスペンス作家としても知られる中嶋
博行氏である。「弁護士数が増えれば、マクドナルドの時給より少
ない報酬で仕事をする人も出てくるでしょう。でも、怠け者が淘汰
されるのは仕方がないとしても、社会正義やカネのない人のために
頑張っている弁護士が没落するのはやり切れませんね」

