心理

2007年10月25日 (木)

なぜ人は騙されるか

  • 返報性。人に寄付をさせたければ、まずこちらがちょっとした贈り物をすればいい。どんなつまらないものでも、受け取った時点で人は恩義を感じてしまう。そして、何か相手にお返しをしなくてはならない、という気分にさせられてしまう。一部の団体は、「プレゼントです」「無料でどうぞ」と何かを配ってから、もしよろしければ募金を、と要求する。すると成功率は抜群にあがる。あるいは譲歩。最初にでかいことを頼んで、断られたら「じゃあせめてこの小さい方を」を譲歩して見せる。すると、相手は自分の方でも少し譲歩すべきであるような気がして、ウンと言ってしまう。
  • 一貫性。人の庭に巨大な看板を置かせろと頼むと、たいがいは断られる。でも、まずドアにちょっとしたステッカーを貼ってくれと頼んで(ふつうはオッケーがもらえる)その後で看板を依頼すると成約率は飛躍的に高まる。「こないだはやってくれたのに」「あれはしたのにこれはしないのは変だ」と言われるのを人は嫌がる。
  • 付和雷同。みんながやってますよ、と言われれば、人はついやってしまいがちだ。
  • 権威。どんな残酷なことでも、上司や偉い人がオッケーを出すと、人は何も考えずに(いや自分の理性を裏切ってでも)どんなことでもやってしまう。
  • 友情や仲間意識。いきなり頼んでもダメな頼み事でも、最初に仲良くなってから頼めばうんと言ってくれる可能性は高まる。これはもう、だれでも知っているし利用もしているだろう。それと、人は自分と似た存在の頼みは聞きやすい。
  • 希少性。「あと一個」とか「別の人が買いたがっている」と言われると、急にそれが実際より価値が高く思えて買ってしまう。

http://cruel.org/cut/cut200506.html