残業しないための工夫
カタログハウス(東京)新商品開発部次長の吉川美樹さん(40)は、通信販売雑誌「通販生活」で、これまでに386点の商品を生み出し、2001年から6年連続売り上げトップという実力派だ。だが、仕事は午前9時半~午後5時半と、定時での出退社が基本。朝は1時間ほど早出することもあるが、子育て中なので夕方以降は残業しない。一分一秒が惜しいので、今やるべきことから取り掛かる。「取引先との商談や書類の作成などはすべて午前中。午前といっても正午までという区切り方はせず、全部片づくまで昼休みはとりません」また、「何日まで」と言われた仕事は、自分の中でその3日前を締め切りに設定して対処する。こうした早め、早めの処理で、定時退社でも、将来の商品開発に向ける時間が確保できるという。
ソフト開発会社のソフトブレーン(東京)は、昨年から社をあげて残業減らしに取り組んでいる。同社商品の顧客対応を行う部署で働く成田雅美さん(25)は、定時退社を心がけるため、仕事に優先順位をつけている。出社してまずメールをチェック。「10~20分で、早く対処すべき内容順に『1番……』『2番……』と番号をつけ、メモ帳に書き出します」と話す。突発的な仕事が入っても、それを済ませれば引き続き優先順位通りの仕事に戻れるという。
◆定時に帰るための仕事術(松本さんの話から)
- 仕事は午前に集中
疲労の少ない朝は集中力が高いので、その間で一気に片付ける - 前倒しで進める
先手必勝。締め切りの前日に仕事を仕上げれば評価もアップする - 退社前に翌日の仕込みを
きりのいいところで終わらず、もう少し先まで仕事を進めておくと、翌日が楽 - 週1度から始める
段階を踏んで定時退社の日を増やす。大変ならその日は早く出社するなどの工夫を

